2016/02/13 07:37
子どもを育てることは今まで生きてきた中で、他のこととは比較にならないぐらい責任が重いこと。 出産だって命がけだし、これまで味わったことのない痛みに耐えなければならない。 赤ちゃんの健康管理もだし、栄養が足りているのかも不安だし、経済的な見通しや社会、環境への不安、嫁姑などの人間関係に対する不安、不満もあるだろう。 バートナーであるダンナさんへの不安、不満を募らせている人も居るだろう。 本来、妊娠して出産することは喜びに溢れていることだと思っていたのに、さまざまな不安に押し潰されそうになるのはなぜだろう? 昔の女性はもっと強かったのかな。 今のように便利な家電もなく、同居が当たり前の大家族、子どもの数も今よりたくさん育てていた時代。 今の私たちと何が違うんだろう? 上に挙げたいろいろな不安って、冷静にみたら、『不安だなぁ~』って漠然と感じているだけで、自分が主人公の人生なのに、自分ではどうにも出来ないこと、のように捉えられている感があります。 それがもし『自分次第で解決出来ること』だと捉えられたら、もっと地に足がついた、肝が座った、どっしりと構える母に慣れるんじゃないかな? 昔の女性は実家に依存したり出来なかったから、そこで生き抜く覚悟、強さがあったのかな。 今よりも男尊女卑の考え方など、女性にとって生きやすい時代ではなかったはずなのに... 。 物事の完璧な状態を目指すのではなく、否定したり責めたり、逃げたりしないで、そのまま受け止めて。自分は正しい、相手は間違っている、という思考を捨てて、柔軟な思考で対処出来れば、起きても居ないことを案じて不安になる必要もないし、目の前で起きていることに対しても、もっと能動的になれるんじゃないかな。 自分が働きかけないと何も変わらない。 物事を自分の固定観念の枠の中だけでなく、柔軟に、客観的に観る力を養いたい。 まぁるい抱っこの辻直美先生は、 出産したら誰もが自動的にママになるけど、本当の意味で覚悟のある母(マザー)になって欲しいという願いを込めて、『Be Mother プロジェクト』と名付けられた。